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カラオケの洋楽表記
『歌詞、全部大文字で歌いづらい。。。』
カラオケに行って洋楽を歌うとき、いつも思うことです。
なぜ、どこのカラオケメーカーもアルファベット表記は
全て大文字にするのだろう。
バカ丸出しです。
一般に、テキストの見やすさに対する指針は以下の5つと言われます。
『サイズ』
『書体』
『コントラスト』
『文章表示』
『行間隔』
文章が全て大文字かどうかは、この中の「書体」の項目に入ります。全て大文字のテキストは『アッパー・ケース』といい、文頭のみ大文字のテキストは『センテンス・ケース』といいます。
カラオケでなぜアッパー・ケースが用いられているかはわかりませんが、(どなたか知っている人がいたら教えてください)
あれが読みにくい理由としては
・普段、自分たちがセンテンス・ケースに慣れ親しんでいる、
そのカタチで単語を認識しているから
・各文字ののカタチがほぼ同じ四角のサイズに収まり、
文字一つ一つの差異性が消えることで、そもそも認識しづらいから
であると考えます。
理由はどうあれ、しばらく洋楽を歌う場合は歌詞丸ごと記憶してからにしろってことですねw
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以下、先ほどの5つの簡単な説明です。
・サイズ
−印刷テキストなら9〜12ポイントが妥当。
−解像度の低いディスプレイや高齢者に対してはより大きいサイズを。
・書体
−セリフ書体(文字の端にひげ飾りが付く書体)とサンセリフ書体
(ひげつかない書体)の二つで見やすさに差はない。
−文章表示にはセンテンス・ケースを使用。
−12ポイントより大きく、解像度が低いディスプレイの場合は、
アンチエイリアス処理を施すことで文字が滑らかになり見やすくなる。
・コントラスト
−背景とテキストは明暗の差を大きくする。その差が70%以上あると、
色の組み合わせは通常見やすさに影響しない。
−ただし、コントラストの高い配色で暗い背景に明るい文字を使う場合は
文字がにじんで見えるので注意。
−背景に模様やテクスチャーを入れる場合は注意が必要。
−全景背景の配色は見やすさ以外に、
色覚異常や疲労などの考慮すべき要素がある。
・文章表示
−各行の左端は揃える。両端を揃えなくても見やすさには影響しない。
−9から12ポイントの場合、行の長さは8〜13センチが推奨される。
英文でいうと10〜12語(35〜55文字)。
−ただし、テキストラインは長い方が視覚的処理は速くなる。
・行間隔
−9から12ポイントの場合、
行間隔(ベースライン間隔)は活字サイズよりい1〜4ポイント大きくする。
−文字どうしの間隔は、一定よりも比例配分する方が見やすくなる。
2010/09/24 (Fri.) Trackback() Comment(2) Design Training
Comments
そうか、時代は変わったのか。ちょっと調べてみたら「大声で叫んでいる場面において文を全て大文字で書くことがある」、「挑発や強調の意味で使われる」とのこと。なるほど、パンクに使われるのは納得だ。さすがカラオケの女王♪
Sou 2010/09/25 (Sat.) 11:38 edit
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全部が全部、大文字じゃないよ?
ただ、パンクとか大文字の傾向あるなぁ、って気がするけど。
君も、まだまだってこっちゃ〜。ふはは
こりす 2010/09/25 (Sat.) 01:28 edit